成長するカナダ大豆産業

大豆は現在、カナダの総農家収入額において第3位の農作物となっています。大豆生産量・加工量の増大に伴い、大豆供給国としてのカナダの重要性は増し、同時にカナダ経済における大豆産業の重要性が増しています。

品種改良が成長を牽引

カナダで大豆生産が始まって70年余りになりますが、品種改良の結果、近年特にその生産量が増大しており、作付面積では、大豆は現在第4位の農作物となっています。

この生産量の増加は、早稲の新品種の開発により大豆を生産できる地域が拡大した結果です。1970年代までは、殆どはオンタリオ州南部で生産されていましたが、現在ではケベック州やマニトバ州においても大豆は農家にとって重要な作物となっており、大西洋岸州、サスカチュワン州南東部、アルバータ州南部の一部でも生産されています。

輸出用大豆・大豆製品の種類の拡大

従来、カナダは枝豆・豆腐・醤油・味噌用の最高品質の食用大豆を輸出してきました。このプレミアム市場への輸出は依然として変わりませんが、大豆たん白用・植物油用・飼料用および種々の工業製品用の加工用大豆の生産が急速に拡大しています。

カナダで生産される大豆のほぼ3/2が、種子としてまたは一次加工大豆として輸出されています。カナダ大豆業界は各国のお客様と密に連携することにより、お客様の求める品質・成分組成の大豆をお届けしています。

何千人ものカナダ人が高品質な大豆をお届けするために努力

カナダ大豆産業のバリューチェーンには、研究所から生産農家そして出荷港にいたるまであらゆる関係者が関わっています。

農家が種を撒くずっと以前から、多くのカナダの企業や研究機関が新規形質、新品種、栽培管理技術の開発に専念しています。

農家はこれらの研究開発で培われた知識を活用し、カナダの肥沃で美しい自然をできるだけ損なわないような栽培方法で、お客様の仕様を満たす大豆を生産します。収穫後は、また別の業界パートナーが大豆を農家から穀物エレベーターに運び、精選・選別・等級付けを行います。

その後、カナダで生産される大豆の殆どは、沿岸地域にある複数の大型港のいずれかから海外に出荷されます。輸出されない大豆はカナダ国内の加工工場に運ばれ、大豆ミール・大豆油に加工され、その後最終製品となって消費者向けまたは業務用として販売されます。

規制と品質管理は業界にとって不可欠です。カナダ穀物委員会等の機関が試験・モニタリングの監督を行い、常に高水準・高品質の確保に務めています。

カナダ大豆産業はカナダ経済のあらゆる分野に貢献しています。業界関係者は、カナダ大豆協会を通して、一丸となってカナダ大豆産業の益々の発展に取り組んでいます。